保育士の給付金が再支給

民間保育所で働く保育士に給付金が再支給

 令和5年第1回定例会で予算計上された、民間保育所で働く保育士に対して月額1万円を給付するものであり、令和6年第1回定例会の際に予算が廃止されたものであります。私は民間保育所で働く保育士に対して、これまでも市の単独補助を行うべきと主張してきており、この給付金に対しては、令和5年第4回定例会、令和6年第1回定例会、そして今回と市長、当局に質問をさせていただきました。

 そもそも、令和5年度の当初予算時に市長は待機児童の解消に一定のめどがつくまでの間、民間保育園の保育士に対して本市が直接給付金を給付する保育士確保緊急対策給付金を創設し、保育士確保策を拡充いたしますと答弁されていたにも関わらず、令和6年度には待機児童解消のために、受け皿が必要とし給付金を廃止。今回は待機児童解消と保育士確保策は両輪と考え、補正予算に計上したと答弁がありました。この数ヶ月間で、保育行政の方向性が2転3転してしまっていることに疑義が生じるものでありますが、廃止された保育士に対する給付事業が再支給に至ったことは一定の安堵感を覚えた次第であります。

 ですが、私はここ数回の定例会で毎回質問をさせていただきましたが、方向性のブレについて一番困るのは、座間市の保育業務にご尽力を頂いている、保育士であると考えています。座間市は綾瀬市と同時期に同額の給付金を開始したこともあり、座間市だけが廃止となった数ヶ月前には、保育所の関係者の皆さま、保育士の皆さまに混乱を与えてしまったと言わざるを得ない状況と考えております。

 今回の給付金については、継続事業として行うと答弁する市長に対して、令和7年度の当初予算には予算計上するつもりでいるのかとの私の質問に対しても市長は、予算編成時期ではないので答弁できないと仰っており、継続事業と述べた根拠は待機児童が解消するか新たな保育士確保施策ができるまでとの答弁があり、今後、待機児童が

 解消したことで、また給付金を廃止する可能性があることを心配するものであります。同じような混乱を起こさないためにも、引き続きこの保育士の給付金については、着目して参ります。