スポーツバー「TSUDOI」

座間のスポーツ発展をめざし、
市内でスポーツバーをオープン!

自分の挫折、バネに変え

○コンサルティング会社を迎営する傍ら、昨年10月、座間駅近くに有料シェアスペース兼スポーツバー「TSUDOI(つどい)」を開いた。「店名通り、人や情報が”集う”場所にしたい」。これには店としての意味合いのほかに、もう一つ、隠れた思いがある。

○入谷小2年のときに始めた野球にのめり込み、座問プレープスや相模原フェニックスで汗を流した。横浜ベイスターズの選手との交流会で、年上の児紘がいる中で最侵秀選特待生として入るまでは、夢は順調だったように思えた。

みのぐち集

○部貝は100人を超える大所帯。全国から打力や投球を買われた逸材が集まり、その中にはダルビッシュ有投手もいた。50mを6秒台で走れる足が自慢だったが、周りには当たり曲のように5秒台がいた。頑張っても頑張っても、ベンチにすら人れない。楽しかった野球が、段々そうではなくなってくる。しんど
い、辞めたい。しかし頭に浮かぶのは、親元を離れるのに我が子の可能性を信じて送り出してくれた両親の顔だった。高3の春、初めてのペンチ入り。ドラマのようなホームランは打てなかったが、自分の可能性はすぺて出し切った。

○5年前に親となり、気づかされた事がある。「子どもの“やりたい”に対して親がどのようにサポートをするか、相談できる場が少ないと感じた。そんな悩みを共有できる場所を作りたかった」。実際、自身も店頭に立つバーでは経歴を知った親から相談されることもあるという。「自分の経験が誰かの役に立つのなら」。座間のスポーツ活性のため、内側から情熱を波及させていく。